心に映った石巻、hi-sasaki様より

hi-sasakiと申します。
10月2日、電動自転車を使わせて頂きました。「貸し自転車」を探して、3軒目に行き着きました。高齢にて両膝、腰を痛めております身、ありがとうございました。~が、この日、走る方向を大きく間違ってしまい、目的地に達することなく、時間切れにて、少々、残念な思いを残し、ホテルに戻りました。

 
でも、お陰で、沢山の写真を物に出来ました。
~で、翌日は早めにホテルをチェックアウト。石巻駅で重い荷をローカーに預け、タクシーで「日和山」「県立石巻高校」経由、「門脇町」「南浜町」へ。実は「南浜町」が当初からの目的の地であったのです。運転者さんにプリントした地図を示し、「この辺りへ」と。
山を下りきった目的地は「なんにもない」「なんにもない」「なんにもない」広大な被災地。雑草が茫々と伸びる広大な平坦地。

 
「元は住宅が立ち並び、店も結構あったのですよ」との説明に予想していたとは言え、ただただ凝視するのみ。「その辺で」と目的物がある訳でなく、「この辺でいいですかね~」(笑)と県道に出た所で下車しました。

 
駅まで戻るに、約4キロと思える道のりを、県道沿いに2本の杖に助けられ、多分3時間ほども歩いたと思います。目線は真下に。道路を突き抜いて深く下へ下へ。地底深く射抜くように下を見つめて歩きました。

 
駅へのコースを2度もお尋ねしつつ。
皆さん、お世話になりました。

 
とうに70歳を超えた身、元気であるなら、再訪させて頂きます。

 
3年後、5年後。復興したものと、大切に残されたものをこの目で確認したいものと思っています。一体ここで何が起きたのか「忘れない!」為に、私が生きて行かねばならない大切な糧にすべく魂の底深くに残して置きたい為に。
ごめんください。

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